フスフレーゲとは、ドイツ語で、フスフレーゲ(フットケア)を意味します。Fussは足、pflegeは、手入れ・ケアのことです。
フスフレーゲの目的は、 [ 1 ]足を清潔にする。 [ 2 ]足の疲労回復。 [ 3 ]足を健やかにすること。 |
魚の目やタコのフスフレーゲ(フットケア)、陥入爪のネイルケアなどフスフレーゲ(フットケア)の先進国であるドイツの技術で、ヨーロッパでは国家認定資格になります。美容だけでなく、医療、福祉、靴関係など他分野から注目されているフスフレーゲ(フットケア)の新しい技術です。フットマッサージなどのリラクゼーションから、一歩奥に入り、足のトラブルを本格的に解消できる技術です。
フスフレーゲの歴史は、18世紀初頭までさかのぼります。ルイ王朝時代にハイヒールが流行し、男性貴族までが競ってそのような靴をはいたため、足を痛めた人が続出し、そこではじめて「足の治療師」が現れ、足の悩みの相談に当たったのが最初だと言われています。フスフレーゲが職業として 本格的に行われるようになったのは、ヨーロッパでは1930年代頃。しかしながら第二次世界大戦中は休止状態になり、戦後人々の暮らしが落ち着いてくると足や靴に眼をむける余裕も出始め、特に女性の間で足を手入れして美しく保ちたいという美容面の願望と共にフスフレーゲは広がってきました。また、ドイツは敗戦国で負傷兵を多数抱え、社会に復帰させる目的も有り、それに加えて最新の機械技術の進歩がフスフレーゲの発展に大きく寄与しています。
フスフレーゲが日本に紹介されたのは1990年。靴の輸入商社がドイツ人のマイスター制を導入し、その一環として靴屋にセミナーを開講したのが始まりです。現在、ドイツ人のmed.(※)フスフレーガーより技術を習得し、活動している日本人は約100人で、当校の校長である朱 陽湖は、1998年にドイツ人med.フスフレーガー、アクセル・ペルスター氏より学び、独自のフスフレーゲ(フットケア)を確立。同年med,フスフレーガーの認定を受け、技術者養成に尽力し、関西ではフスフレーゲのパイオニアとなる。
さらに2000年7月、日本国在中の外国人として唯一、I.V.O.(Internationaler Verband der Orthopaedie-schuhtechhiker 国際整形靴技術者連盟)にフスフレーガーとして登録され、同年ドイツで開かれた世界大会に参加する。また、2003年にそれまでの養成所をまとめフットラボインスティテュートを開校。さらに同年5月、日本で初めての、フスフレーガーの啓蒙活動・技術認定・独立支援を目的とする、フスフレーゲマイスター協会を設立し、特定非営利活動法人(NPO法人)として日本国大阪府から認定を受ける。日本人の五人に一人は糖尿病患者の予備軍という昨今、優秀なフスフレーガーを養成する事が急務である。
(※) med.は、『Medical:メディカル』の略です。
【医療・福祉分野】
医師・看護師・作業療法士・介護師・針灸師・マッサージ師・カイロプラクター・老人ホームケアハウスなどのスタッフ・経営者・ヘルパー
【美容・癒し分野】
リフレクソロジスト・ネイリスト・エスティシャン・アロマテラピスト・ネイリスト
【その他】 シューフィッター(靴の販売者)・・義肢装具士
*医師・看護師・鍼灸師・当校が認める団体の認定資格をお持ちのエスティシャン及びネイリストは、理論講座が一部免除になります。